坂倉杏之介について

2010/05/02 update

慶應義塾大学グローバルセキュリティセンター/教養研究センター 特別研究講師
慶應義塾大学理工学部 非常勤講師
三田の家LLP代表

※名前について:講義や学会活動は本名の「杏介」で行っていますが、それ以外の現場では「杏之介」として活動しています。(2009/08/14)

社会活動など

○コミュニティカフェ全国連絡会・共同代表(河田珪子さんと)
○アートミーツケア学会・理事
○港区芝地区高齢者支援連絡会・委員
○港区ボランティア活動推進運営委員会・委員

略歴

●1972年生まれ。●1996年、慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。学部での研究テーマは、ポストモダン状況におけるデザイン論。●1996年〜2001年、凸版印刷株式会社に勤務、文化事業・博物館などの企画・制作を手掛ける。●2000年、在職中からMid Tokyo Maps制作チームに参加。以降、ウェブやインターフェイス分野のデザインプランニングをフリーランスの立場で行っている。●2001年9月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科入学。建築・都市計画を修めつつ、コミュニティにおけるコモンスペースの理論研究と実践に取り組む。同時に、地域のアートプロジェクトに携わりはじめる。2003年9月、同大学院修了。●2004年12月〜、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構助手。2007年4月〜、専任講師。2009年4月から現職。芸術の共同制作過程の分析を通じて、コミュニティや個人の成長と「場」の関係について研究している。●同大学理工学部非常勤講師。●具体的な「場」の創出プロジェクトとして、2004年より、BOAT PEOPLE Association名義で活動。艀を改装した水上空間プロジェクトを展開し、「横浜トリエンナーレ2005」や「地震EXPO(BankART)」などに出展。●2006年、大学と地域の「あいだ」の場所「三田の家」を、教員、学生、地域の仲間と共同主宰。●2008年から港区との共同で、芝地区のコミュニティづくりの拠点「芝の家」を運営。

→業績の詳細はこちら。

関心領域

「場」とは何か、について考えています。現在の主要な関心は、グループプロセスの創造性と、触覚的感性論。「場」を空間の問題ではなく、生成過程における全体と個の相互作用系として捉えると、意識や関係の時間的・動的な変化のプロセスと、瞬間ごとに生起する感覚や感情にどう触れるかという感性のありようが問題となります。いずれも、領域横断的な課題ですが、現代社会においてコミュニケーションの質的な面が重要となる様々な局面ーー例えば、地域コミュニティづくり、ワークショップデザイン、メディアデザイン、企業における価値創造のワークフローなどーーにおけるプロセスデザインに応用していくことを中期的な目標に、長期的には、人間の創造性のありかを把握すべく、研究と実践を重ねています。こうした関心の下、現在は、芸術の共同制作における過程分析を進めるとともに、地域のコモンスペースやメディア、大学内外でのワークショップなどマスプロダクション以外のデザインを通して、「プロセス」および「感性」の面から、「場」の問題に取り組んでいます。